


臨床検査科は臨床検査技師が医師の指示により、体液(血液・尿等)の成分分析や細胞分類、微生物の感染症検査、脳・心臓・肺・神経などの機能検査および超音波による画像検査を行い、病気の診断と治療計画のための情報を提供している部門です。
当検査科では院内検査室の特性を活かして、緊急対応による外来の診察前検査の充実を図り、さらにホルター心電図の院内解析の実施など、検査結果報告の迅速化に取り組んでおります。一方では検査技師の生体検査担当へのシフト制を導入し、検査待ち時間の短縮にも努めております。
最近では、患者さんの負担を軽減するため、小型軽量化した携帯心電図記録器への更新を行いました。また、生体検査項目増をめざして、動脈硬化度判定のための血圧脈波検査に加えて、頸動脈エコー検査を開始しております。
そのほか、救急医療支援の緊急検査実施のため、休日を含む24時間対応をしております。さらに外部医療機関からの紹介で神経生理検査の受託などを行っておりますが、他の生体検査項目についても対応できると思いますので、ご利用ください。
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| 7170S(日立) 生化学項目自動分析装置 |
SF−3000(シスメックス) 血球数算定・血液像分類装置 |
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| ABIフォルム(日本コーリン) 血圧脈波計 |
バイキングW(ニコレー) 神経伝導速度・大脳誘発電位測定装置 |
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| RAC-3103,DSC-3100(日本光電) ホルター心電図計・ホルター心電図解析装置 |
パワービジョン7000(東芝) 超音波検査装置 |
臨床検査の中で血液中の成分分析をする検査項目はいろいろありますが、検査室では各メーカーの試薬と分析装置を組合せて使用し、結果を報告しています。そのために同じ検査項目でも病院によって測定方法の違いによるデータの施設間差が生じており、正常範囲(現在は基準範囲)と呼ばれている医師が結果を判断するための目安になる正常な状態時の許容範囲が、病院によっては少し異なっております。
この事は、紹介などで患者さんが病院をかわった場合、過去のデータと比較するときに役に立たない事があり、受診した病院で最初から検査を実施することになります。そのような無駄をできるだけ少なくするためには、検査情報の共有化が必要になります。
検査情報の共有化には検査方法の標準化と基準範囲の統一化が必要要件となり、さらに検査データの精度管理が不可欠となります。国立病院機構の病院では生化学検査の肝機能・腎機能・脂質等と貧血の検査において、推奨測定方法の採用と基準範囲の統一化を進めております。
当検査科では自動分析装置関連の検査データは精密性(日内・日間のデータ変動を小さくする)を保つため、一般の品質管理に当たる内部精度管理を実施し、さらに正確性(データの信頼性)を確保するため外部からのコントロールサーベイ(各種分析機能評価)に参加しており、より信頼できる情報の提供に努めております。また、肝機能・腎機能・脂質・貧血の検査においては検査結果の施設間差是正のために、推奨標準検査法と互換性のあるデータ判定基準値を採用し検査の標準化に取り組んでおります。
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